薪壁について

薪壁は、建築であってはならない。
塀であってほしい。地につながる。

最近薪ストーブの物件が続いている
どんな薪壁にするのか また 新たな風景にするのか
現場それぞれに 答えは違ってくる

基礎に緊結されて屋根があれば 法律的には建築であるが
そういうことでなく
そのものに外部と内部という境界があるのか
またその境界の捉える視点の高低差を持つのか 持たないのかということ

その個々の性質が その他の建築や庭 植栽 車等 風景までも
外部の物との関係性が違って生まれてくる

イサム・ノグチ庭園美術館にある 石の円弧
薪壁とは比べ物にならないほどの存在感を放つものもある

物の存在とは そういう他者との関係性も作り出してくれる

どう捉えるのか 答えは出ていない

by yukitmo | 2017-11-29 23:26 | kado | Comments(0)